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春日記 No.11 パリ紀行編 ~その6~ スウィーツ
                       2015.7月

 日本ではスウィーツブームで次から次へと新しいスウィーツのお店が開店すると、長~い行列ができて、年中TVでその様子が流れます。豊かすぎる食の時代、日本人も甘いものが大好きですね。"どこどこの国の何々が日本初上陸・初出店!"、このフレーズの魅力にスウィーツ好きはたまらない想いで何時間も並ぶ。並ぶから良いのでしょう。
 パリはそんな日本人憧れのオシャレで美味しいスウィーツの本場。生クリームたっぷりのケーキ、フルーツたっぷりのタルト、いろいろな味のチョコレート、そしてマカロン、ヌガー、ゼリー・・・。"ヘンゼルとグレーテル"のお菓子の家のようなオシャレでかわいらしいスウィーツ屋さんがあちこちにあります。そんなお店を見つけるたびにに楽しくて楽しくて・・・。
 ただパリのスウィーツは日本人には少し甘いみたいですね。一口で歯が溶けそうなものが多いです。びっくりしたのは、ある有名なカフェで"生クリーム"というオーダーにカップたっぷりの生クリームがぽんと来るのです。量も多いしケーキのサイズも大きい。パリの人もスウィーツ大好きなんですね。悲劇で終わったマリーアントワネットも、そんな宝石のようなスウィーツをいつも食べていたのか。フランスの民が飢えている時に「パンがなければお菓子を食べれば良いのに」と言ったという言葉を、オシャレなスウィーツのお店のショーウィンドウを見ていると思いだしました。
 何にしても、うっとりする美しさのパリのスウィーツは世界一だと実感しました。
                            つづく 2015.July.26st
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