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春日記 No.13 パリ紀行編 ~その8~ 教会
                      2015.11月

 日本では神社、お寺があるように、パリには教会があるわけですが、お願い事や行事によって神様を変えるのは、多分、日本人だけではと思います。
 先祖代々のキリスト教のお国ですから、歴史のある大きな教会が沢山あります。
 特に有名なのはシテ島にあるノートルダム寺院ですね。バラ窓といわれる、ほんときれいで豪華なステンドグラスが特徴です。
 モンマルトルの丘に立つサクレ・クール寺院は、寺院正面の広場からパリを一望できます。パリの初日の晴天の空。ほんとにパリに来たのだと思いました。
 夢だったテルトル広場は、売れない画家が沢山キャンパスを広げています。私が言うのはおこがましいですが。似顔絵約15分、€20~30、日本円で3,500円位ですかね。
 私が好んで何度も絵に描いた教会は有名な作家たちが集ったカフェ「レ・デゥー・マゴ」のすぐ隣りにあるサンジェルマン・デ・プレ協会です。夕刻の礼拝に少し参加して、本物の教会の厳かな時を感じることができました。
 一日観光ツアーで行った(パリから車で約4時間)、ジブリの映画「天空の城ラピュタ」のモデルになった、青い空にそびえ立つ聖堂モン・サン・ミッシェルへ。質素・倹約の教えの教会は内部の装飾やステンドグラスも地味で、ツアーについたご当地ランチの味は正直美味しくないんですね。教えのとおり質素!
 今は観光地になっている教会ですが、厚い、冷たい、暗い石の壁に囲まれた道を歩いていると、遥か昔の人々の影を感じるような一瞬があって、神秘的な空間でした。

                          つづく 2015.November.29st
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